3.棚卸入力
業務メニュー:「棚卸業務」→処理メニュー:「棚卸入力」を開きます。
理論在庫にあってHTで読まれなかった商品は全て「差異有り件数」に上ります。
実際に在庫がないのか、実棚対象外なのかはPOSでは区別できません。
万引き等で実棚の商品が「0」のものは実際読めませんので、この処理で実棚数を修正する必要があります。
- ≪棚卸情報(※1 )≫
- 棚卸対象件数:棚卸前処理の条件に該当した商品件数
- 差異有り件数:棚卸対象件数と棚卸ハンディから転送された商品件数に差異があった件数
- HT取込件数:棚卸ハンディから転送した商品件数
- HT取込エラー件数:棚卸ハンディから転送したデータの中でPOS上登録されていない商品または
不正なデータを転送した件数
まず、差異有り商品のリスト(理論在庫数と実棚数が一致していない商品の一覧)を印刷します。
① 実棚数指定に「差異あり商品のみ」をクリックして選択します。
※ この際出力条件を絞って差異有り商品を抽出することもできます。
「実棚数0のみ」にチェックを入れると、実棚数が「0(ゼロ)」に確定される差異有り商品のみが抽出されます。
「棚卸入力実施のみ」にチェックを入れると、棚卸ハンディから取り込んだデータの中から差異が発生した商品が対象
となり、棚卸ハンディで読まなかった商品は抽出されません。
注)出力条件を絞って抽出した差異有り商品データはあくまでも確認用であり、理論在庫数と実棚数を照合し
確定するためのデータではありません。必ず出力条件を絞らない状態の差異有り商品も抽出してください。
② 「F12印刷」をクリックします。
③ 棚卸チェックリスト印刷プレビューが表示されます。
④ 「F12印刷」をクリックして棚卸チェックリストを印刷します。
※ 「差異数」は自動計算され、表示されています。「対象日時」につきましては、下記「棚卸チェックリストの対象日時について」をお読みください。
⑤ 印刷したチェックリストと現品の照合をします。
再び棚卸入力画面で実棚数指定に「差異あり商品のみ」を選択し、「F1一覧入力」をクリックします。
この際、≪出力対象条件指定(※2 )≫で条件を絞っても構いません。
実棚数入力画面が表示されます。
⑥ 実際の在庫数を実棚数に入力します。
必要に応じて下記の操作を行います。
「F4日付変更(⑦)」:選択行の理論在庫数を変更した日時
の理論在庫で更新します。
「F6一括入力(⑧)」:選択行から下の実棚数を一括で入力
します。
「F8元に戻す(⑨)」:選択行の(実棚数)入力を取消します。
「F11商品詳細(⑩)」:選択行の在庫推移、実績、在庫
一覧、商品マスタの情報を表示します。
⑪ 入力後、「F1最新在庫」をクリックします。
棚卸前処理をかけた後に取引(販売や仕入)があった商品の理論在庫数を合わせる処理です。
「対象日以降に取引があった商品を最新の理論在庫に更新します。更新してもよろしいですか?」と表示されます。
「F12はい」をクリックします。
販売された商品があれば、「(数)件の商品が更新されました。」と言うメッセージが表示されます。
「F12はい」をクリックします。
⑫ 「F12更新」をクリックします。
「棚卸データを更新します。よろしいですか?」と表示されます。
「F12はい」で棚卸データを更新します。
画面は棚卸入力画面に戻ります。
更新後、≪棚卸情報≫の差異有り件数が更新されていることを確認します。
※ 更新終了後、再度「F12印刷(②)」をクリックして棚卸チェックリストを印刷しておいてください。
棚卸チェックリストはPDFファイルで保存(③-「F11PDF出力」)することもできます。
注)棚卸確定処理後に棚卸チェックリストは出せませんのでご注意ください。
⑬ 「F9終了」をクリックして処理を終了します。
[棚卸チェックリストの対象日時について]
棚卸入力などで出力される「棚卸チェックリストの対象日時」は、最初は「棚卸前処理を行ったPCのシステム時刻」が表示
されます。(前処理を行ったタロスの営業日がシステム時計より前の場合、営業日+23:59:59を表示します)
HTデータの取り込みを行うと「HTデータの商品を読み取った日時」に変ります。
実棚数入力の「F1最新在庫」で更新対象だった場合も、最新の理論在庫に更新したPCのシステム時刻(現在の日付が
タロスの営業日より前の場合、営業日+23:59:59を表示する)に更新されます。
最後に棚卸データを反映させる処理を行います。
▼4.棚卸確定処理