1.棚卸前処理
前処理は、現時点での在庫を棚卸用に理論在庫として記録し、その後ハンディターミナルで実棚数を収集して取り込む最初の処理です。 必ず「開店中」の状態で行ってください。
※ タロスの運用を親機子機で行っている場合は、親機で実行します。
この棚卸前処理をすることにより棚卸中に売れた商品・仕入れした商品等を自動で処理できるようになります。
実棚作業はできるだけ 在庫変動のない状態での作業 をおすすめします。 棚卸には作業の期限はありませんが、開始日(前処理を行った日)から通常7日目までには終了すること をおすすめします。
業務メニュー:「棚卸業務」→処理メニュー:「棚卸前処理」を開きます。
① 棚卸対象条件を指定します。
対象年月を確認します。
注)「前月を対象年月として棚卸を行う場合」には注意が必要です。
② 大・中・小分類、メーカー、仕入先、棚番、ランクは指定した条件が前処理の対象となります。
条件を何も指定しなければ、POS上全ての商品が対象となります。
③ 「F12実行」をクリックします。
棚卸二回目以降に前処理を実行すると「前処理は既に実行されています。実行すると棚卸データは削除されます。 処理を続けますか?」と前の棚卸データが削除される確認メッセージが表示されます。 「F12はい」をクリックすると再度、確認メッセージが表示されますので、「F12はい」をクリックします。
④ 集計作業が自動実行されます。
⑤ 集計作業実行後、データが作成されたことを示すメッセージが
表示されます。
「F12はい」をクリックします。
⑥ 棚卸前処理画面に戻り、「棚卸対象件数」と「差異有り件数」
に件数が表示されます。
※ 棚卸前処理直後のデータは、その後ハンディターミナルで実棚数を収集して取り込むまでは差異有り件数と判断されます。
⑦ 「F9終了」をクリックしてメインメニューに戻ります。
棚卸前処理完了後、棚卸を実施してください。
ハンディターミナルで読んだデータをPOSに取り込みます。
▼2.HTデータ取込
※ 「棚卸対象外商品取込時除外」にチェックを入れて前処理を実行した場合、HTデータ取込・棚卸入力>個別入力にて棚卸対象外商品が読まれた場合はエラーで弾かれます。
[補足]
棚卸前処理は、棚卸期間中途中にそれまでの作業を無効にしたい場合は再度実行することが可能です。