棚卸業者による棚卸の流れと手順

棚卸の大まかな流れ

　番号 POS上の理論在庫データ取得（棚卸前処理）
　番号 棚卸業者が在庫カウントを行う
　番号 パソコンに棚卸業者の棚卸データを保存する
　番号 棚卸取込CSVデータを加工し、POSに読み込む（ＨＴデータ取込）
　番号 集計を行い、差異をファイル出力する（棚卸入力）
　番号 出力した差異ファイルを元に再カウントを行う
　番号 再カウントでの差異を修正（棚卸入力「一覧入力」）
　番号 確定する実棚数量に間違いが無いか確認を行う
　番号 集計結果のファイル出力を行う（棚卸入力「差異一覧」）
　番号 実棚確定（棚卸確定処理）
　以上で終了になります。

棚卸の操作手順について

業者棚卸の流れ
  1. 業務メニュー：「棚卸業務」→処理メニュー：「棚卸前処理」
    理論在庫数データを作成します。
  2. 棚卸業者から納品された棚卸データをパソコン上の任意の場所に保存し、POSに
    取り込みます。
    注意 注） 棚卸CSVデータをPOSに取り込む際、CSV形式が一致していないと
    正常に取り込めません。 棚卸CSVデータをPOS取込用に加工し、編集してください。
    POS取込用CSVサンプルをこちらからダウンロードしてお使いください。
    詳しくは下記「棚卸取込CSVデータの加工と編集」をご参照ください。
    処理メニュー：「ＨＴデータ取込」
    2-① F8CSV取込：加工した棚卸データをPOSに取り込みます。
    　　　（ＨＴ受信一覧に「未取込」状態で追加されます）
    2-② 実棚データ取込：「未取込」状態のＨＴ受信データを一覧から
    　　　選択して、実棚データとしてPOSに取込みます。
    　　　（ＨＴ取込エラーリストを印字し、「取込済」状態になります）
  3. 処理メニュー：「棚卸入力」
    実棚データと理論在庫の比較一覧を作成し、実棚数の修正を行います。
    3-① 差異あり商品チェック：棚卸チェックリスト（差異あり商品一覧）
    　　　を印刷して、現品と照合します。
    3-② 実棚数修正：「一覧入力」で正しい棚卸の数字を入力します。
  4. 処理メニュー：「棚卸確定処理」
    修正した実棚数で棚卸確定を行います。

棚卸取込CSVデータの加工と編集

１．棚卸業者の棚卸データを元に、棚卸CSVデータをPOS取込用に加工し、Excelで編集します。
「コード(単品コード、商品コード、JANコードの何れか)」「在庫数」「処理日時(何年何月何日何時何分何秒まで入力)」
「担当者コード」「価格管理ランク」の入力が必須です。「棚ＮＯ」「平均原価」の入力は任意です。
　注）コードと処理日時の編集には、表示形式の変更が必要です。

［表示形式の変更（コード）］
棚卸データ作成 コード項目をExcelで編集しますと、「2.88E+11」のような標記に変わってしまいます。
コードの表示形式を「数値」に変更してから棚卸データの編集を行ってください。
（コード入力列を選択→右クリック「セルの書式設定」を選択→表示形式で「数値」を選択して「OK」クリック）


［表示形式の変更（処理日時）］
棚卸データ作成 処理日時はExcelで編集しますと、「何年何月何日何時何分」の標記に変わってしまいます。
処理日時は「何時何分何秒」まで入力が必要です。
表示形式を「yyyy/m/d h:mm:ss」に変更してから棚卸データの編集を行ってください。
（コード入力列を選択→右クリック「セルの書式設定」を選択→表示形式で「ユーザー定義」を選択→種類に「yyyy/m/d h:mm:ss」と入力して「OK」クリック）


２．作成した棚卸取込CSVファイルをテキストエディタで開いて（ファイル右クリック→プログラムから開く）編集します。

［棚卸取込CSVデータの編集］
棚卸データ編集 ヘッダー部分のテキスト（項目名）を削除し、最終行の改行を削除します。
注）この作業はExcelで行わず、必ずテキストエディタで行ってください。
編集完了後、上書き保存します。


３．POSに棚卸CSVデータを取り込みます。

棚卸CSV取込 HTデータ取込画面で「F8CSV取込」より、保存した棚卸取込CSVファイルを選択して取り込みます。
読み込まれたデータは≪HT受信データ一覧≫に「未取込」状態で追加されます。
追加されたデータファイルを選択し「F12実行」をクリックします。
処理状態は「取込済」に変わり、データがPOSに取り込まれます。