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【インボイス対応】委託販売における適格請求書の交付
2023年10月1日からインボイス制度が開始されます。インボイス制度の開始に伴い、インボイス制度の要件を満たした適格請求書の交付、インボイスの写しの保存が義務化されます。 売り手である委託者と買い手との間に、委託販売事業者を挟んで取引が行われる場合、委託販売事業者（受託者）が、売り手（委託者）に代わってインボイスを交付できる 媒介者交付特例 が適用されます。
- 媒介者交付特例を受けるためには以下の要件が必要です。
- 売り手（委託者）と委託販売事業者（受託者）が両方ともインボイス登録事業者であること
- 売り手（委託者）がインボイス登録事業者であることを、委託販売事業者（受託者）に取引前までに通知していること
委託販売事業者（受託者）は、売り手（委託者）がインボイス登録事業者である旨の通知を受けた場合、買い手（購入者）に交付したインボイスの写しを委託者に交付しなければなりません。 下記の通り事前設定を行い、必要書類を発行し、委託者に交付することで要件を満たすことができます。
インボイス設定
「店舗基本マスタ(基本2)＞インボイス利用フラグ」が「1:利用する」なおかつ「端末マスタ(伝票)＞インボイス登録番号印字」が「0:印字する」に設定されている場合に、販売レシートに「インボイス登録番号」が印字されます。
「店舗基本マスタ(基本2)＞インボイス利用フラグ」を「1:利用する」に設定します。
※ 受託者はインボイス登録申請により取得した番号を「インボイス登録番号」に入力します。
F12確定後、タロスを再起動してください。
「端末マスタ(伝票)＞インボイス登録番号印字」を「0:印字する」に設定します。 F12確定後、タロスを再起動してください。
注）「店舗基本マスタ(基本2)＞インボイス利用フラグ＞1:利用する」の設定を確定していないと設定項目自体が表示されません。
委託者のインボイス登録番号は、「会員管理＞会員マスタ＞基本2タブ」の「インボイス登録番号」に登録します。
※ 「インボイス登録年月日」を設定すると、その年月日以前の取引はインボイス取引として集計されません。
・制御対象：委託状況照会一覧CSV
委託預入処理
通常の個人委託の流れの通り、会員呼び出し→委託商品の入力→「F12預入確定」で預入処理を実行します。
販売処理
通常の販売処理と同様に委託商品を販売します。
※ 販売レシートには「受託者のインボイス登録番号」が印字されます。
※ 販売した商品が複数ある場合で、複数の委託者の商品でも、販売レシートを分割する必要はありません。
※ 委託者の情報を表に出さないため、「委託者のインボイス登録番号」は印字されません。
委託者のインボイス登録番号は「個人委託照会（個人委託画面＞F4照会）」で「F8一括明細CSV出力」より出力することができます。
委託精算処理
通常の個人委託の流れの通り、委託伝票番号呼び出し→「F12精算確定」で精算処理を実行します。
「委託精算伝票」と「委託販売精算書」が出力されます。
委託者にご署名をいただき、「委託精算伝票」と「委託販売精算書」をお渡しし、還元金額をお支払します。
- ［委託販売精算書について］
- 受託者は、購入者に交付した適格請求書の写しを、委託者に交付する必要があるため、「販売レシートの番号」と「販売日付」を単品ごとに記載しています。
- 「販売合計金額」と委託者が売上税額の計算に必要な「税内訳」を記載しています。
- 受託者も「委託販売精算書」を保存する必要があるため「店舗控え」も発行されます。